章 1183

「妻が横向きで内側を向いて、お尻を突き出した姿勢のまま、僕が彼女の体を動かしても、妻は目を覚まさなかった。

僕は確かに鵬鵬のように臆病じゃない。だって、これは自分の妻なんだから。

普通の動きと力加減だったのに、妻はまったく起きなかった。妻の眠りの深さには、本当に呆れるばかりだ。

鵬鵬は義理の姉さんを思いっきり抱くことができなかったんだから、正式な夫である僕がそれを果たすべきだろう。

僕は閉まった寝室のドアを一瞥して、そう思った。

鵬鵬がうちに来てから、妻は一度も僕と親密になっていない。もう随分と長い間だ。

今回は体調がだいぶ良くなったこの機会に、自分を満足させなきゃ。できれば鵬鵬にうちの妻の艶...