章 1117

「でも血のつながりがないからこそ、興奮した時には、そういう関係がさらに欲望を刺激するんだ。だから興奮した男女にとっては、何も最も原始的な欲望の発露を止められない」

私の妻の天使のような顔立ちと悪魔のようなボディライン、あの極限まで高められた色気は、どんな男性でも心を動かすだろう。

ましてや鵬鵬のような思春期真っ盛りで、ホルモンが抑えきれないほど活発な少年なら尚更だ。

画面で鵬鵬が自分のモノを握りしめたまま、しばらくドアの方をじっと見つめていたが、やがて突然スマホを置くのが見えた。

鵬鵬はゆっくりとベッドから降り、足取りは緩やか。彼が静かにドアを開けて部屋を出て行くのを見て、私の胸は緊張...