章 1078

静かに仰向けになって、天井を虚ろな目で眺めている。

画面の状況に違和感を覚えていると、数秒後、鵬鵬の部屋のドアが開き、妻が新しく買ったばかりの控えめなパジャマ姿で入ってきた。

これを見て言葉を失った。やっぱりそうか。この小僧、さっきまでスマホをいじって楽しそうにしていたのに、どうして急にスマホをしまってさっさと横になったのか。

結局、スマホをいじりながらも俺と妻の寝室の物音に気を配っていたんだな。俺たちの寝室のドアの音を聞いて、妻が来るとわかったに違いない。

「お姉さん、来たんだ」妻が入ってくると、鵬鵬は顔を向け、悲しげな表情を浮かべながらも、無理やり笑顔を作ろうとしていた。

「うん、様...