章 1039

ノックの音がまた響き、急かすような連打が始まった。そこで私はドアを開けるのを忘れていたことを思い出した。

今日は四回も絶頂を迎えたせいで、歩いていくのも腰が抜けそうな感覚だった。

何の対策もせず、そのままの姿で向かう。私のまだ余韻に浸っている部分には、過剰な愛液と白濁液がたっぷりとこびりついていた。

ドアへ向かう途中、目の端で性的魅力に溢れる妻が震えているのが見えた。誘惑的な体で何とか起き上がろうとしているが、うまくいかずに窓の下に崩れたままだった。

ドアに着くとのぞき穴から外を見た。そこには先ほど屋上で一緒だった若い女の子が立っていた。

おそらく屋上の二人の相手を終えて、部屋に戻っ...