章 780

「これが裴のお爺さんなら、唐龙は度量の広さだと思っただろうが、郁の親分のこいつときたら、小心者で、あの面構えは絶対に何か企んでいる証拠だ」

「くそっ、このジジイ、裏で俺を陥れようとしてるんじゃねぇか?」唐龙は心の中で思った。

そのとき、季お爺さんが入ってきた。

季お爺さんは華夏修行界の真の長であり、その修為はすでにある境界線に達していた。あとは薄紙一枚を破るだけで、この世界から脱することができる。

裴のお爺さんたちの推測によれば、季お爺さんはもうとっくにその薄紙を破れたはずだが、今の華夏にはまだ多くの敵がいるため、彼は去ることができず、ここに留まって全体を統括しなければならないのだろう...