章 258

「三台のゴルフ、トップグレードでもたった42万だけ。それに1、2万の値引きもあるだろう。全部合わせても50万に満たない金額だ」李大宝は本当に気にも留めていなかった。

「三台のゴルフ?ひっ!李兄貴、さすが太っ腹ですね!」方正は息を呑んだ。

方正の驚きを見て、李大宝は内心で少し面目を保った気分になった。権力で言えば、確かに方正には敵わない。所長という肩書きを持つ体制側の人間だ。だが商才や経済力では、十人の方正を集めても自分には及ばないだろう。

柳河郷は見た目は小さくても、貧しさは底をつくほどだ。投資誘致?この道路状態、この地形を見れば、飯も食わずにさっさと逃げ出すだろう。企業も工場もなく経済...