章 179

「王八池の血の事件はさておき、方正が馬鹿じゃなければ、龍根には何も問題ないはずだ。何静の専門家を待つだけだ。下に古墳や宝物があるかどうか確認して、なければすぐに工事を始める。王八池の件はこれ以上引き延ばせない」

龍根は股間を押さえながら家に向かって歩いていた。途中で何静から電話がかかってきて、もう道中だと言い、昼食だけ用意しておけば他は何も心配しなくていいと告げた。

「天の助けだ、ふふ、これから陳天明と勘定をつけに行くとするか」パチンと携帯を閉じると、陰気な笑みを浮かべながら陳天明の家へと向かった。

立派な洋館だった。赤い壁に緑の瓦、高い塀が並ぶ、見事な建物だ。だが残念なことに、家を切り...