章 172

思い描いた筋書きより順調に進み、素晴らしい山水の景色も見向きもせず、大蟒蛇ばかりを探している。大蟒蛇がなくても、黒光りする大きな人間の鞭なら問題ない、いつでも股間に忍ばせているのだから。自分の服を脱ぎ、皮を剥ぐ様子さえ想像し、頭の中では自分の声まで再現していた。

「許先生、許先生」

ちょうどその時、小さな女の子が頬を赤らめて駆け寄り、許晴の服の端を引っ張った。

許晴は目を開け、しゃがみ込んで、優しく女の子の頬をつまみながら、笑顔で言った。

「どうしたの?小西、どうして他のお友達と遊ばないの?先生に何か用事?」

小西と呼ばれる女の子は服の端をもじもじと握りしめ、ぽっと赤くなったまるまる頬を...