章 15

「はっ、あなた一人じゃ手がかかりすぎるでしょ。私が使わせてもらったって、皮一枚剥げる程度じゃないわよ。姉さんがいいもの手に入れたなら、妹にも分けてくれてもいいんじゃない?」沈麗紅は龍根を横目で見ながら笑った。

その言葉に、沈麗娟の顔はさらに赤くなり、うつむいたまま黙り込んでしまった。

「小龍、あなた、本当に全部良くなったの?」沈麗紅は龍根の下半身をじっと見つめ、まだ半信半疑のようだった。

田舎には「雷に打たれる」という言葉がある。雷に打たれて死ななかっただけでも天に感謝すべきなのに、どうして頭まで良くなったのだろう?しかもあそこまで元気になるなんて、一体どんな薬がそんなに効くというのか?...