章 14

陳天明のトウモロコシ畑から抜け出した時、太陽はもう沈みかけていた。龍根は裸のまま、手にはトウモロコシの穂を抱え、腰には二匹の魚をぶら下げて家路についた。

スッポンをたらふく食べ、焼きトウモロコシを齧りながら、龍根の気分は最高だった。やはり天は公平だと思う。まず自分に陰萎をもたらし、次に雷を落とした。親のない子供の股間が突然盛り上がり、美女がすり寄ってくるなんて。

日が暮れ、売店も商売がなくなった頃、妹がお茶に来た。沈麗娟は早々に店を閉め、部屋でテレビを見ていた。

本来なら今夜は野外映画の予定だったが、どういうわけか映写技師が来なかったので、家でテレビを見るしかなかった。村にテレビを持って...