章 109

「くそ小龍、臭い小龍、朝から出かけて今まで帰ってこないなんて、どこかの女の寝床に潜り込んでるんだろうが!ふん!」夜の帳が降り、一日の暑さが引いていく——

村はずれの墓地から爆竹の音が響き渡る。七月十五日、盂蘭盆。先祖への生活費を納める日だ。払わないわけにはいかない。自分まで連れて行かれるのが怖いからだ。

沈麗娟はさっき墓地から戻ってきたばかりだ。亡き夫に紙銭を焼いている時、胸がざわついた。後ろめたさがあったのだ。あの馬鹿な若造に抱かれたからだ。あの太い一物を味わってしまうと、もう手放せなくなってしまった。墓前で紙を燃やすのは懺悔のようなものだった。小走りで帰ってきても、背中がぞくぞくする。

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