章 904

「小玲、わしのこの老いた体はまだまだしっかりしておるよ。ここで自分の連れ合いの面倒を見させてくれんか」

姑もまた善意からだった。自分の息子も嫁も昼間は仕事があると知っている。

夜更かしまでしたら、翌日の仕事に支障が出るだろう。

だからこそ、自分が夫の世話をすると頑なに主張していた。

「お母さん、あなたたちには息子も嫁もいるんですよ。今、お父さんが入院してるのに、息子夫婦が面倒を見ないで、姑のあなたに任せるなんて、人に顔向けできませんよ。周りの人はどう思うでしょう?ねえ、お母さん、もう譲ってください」

許玲も姑に舅の看病をさせまいと強く主張した。

そして道理を説き始め...