章 888

陸国富はこの時、許玲の姿に何か乱れたものを感じ取った。

それは汗だけではなく、ある種の香りも漂っていた。

「30元よ、どう?」許玲が言った。

陸国富は彼女の目に、もはや自分を認識している様子がないことに気づいた。

まるで陸国富を単なる客のように扱っているようだった。

陸国富は誰かに薬を飲まされたのではないかと思った。

今、薬の効果が出てきて、何でもできる状態になっているのだろう。

心の奥底では、彼も徐々に許玲を見知らぬ女性として見るようになっていた。

陸国富は興奮して彼女の口に向かって、行為に及んだ。

「あぁ?美味しい?お兄さん、もう少し待っててね、トイレが...