章 884

「ゴン!」

突然、五つの光が輝き出した。

五つの輝かしい準霊宝が紫陶仙子の周囲に浮かび上がり、堅固な防御法陣を形成した。まるで二つの世界を隔てるかのようだ。秦朗が紫陶仙子を連れてきた以上、万全の準備をしていたのは当然だった。

「五行虚空大陣!」

この陣が開かれれば金城鉄壁、金丹の修行者でさえ一撃では破れない。地仙がこの陣を破るには、少なくとも一日一夜の猛攻が必要だろう。秦朗はこれまでの年月で集めた数多くの霊器のうち、使い道のないものを鋳造して一つの陣盤に仕上げ、紫陶仙子に護身用として贈っていたのだ。

「ドンドンドン!」

太古教主は最後の藁にもすがる思いで狂ったように攻撃を続けた。

他の地仙たち...