章 846

雷光が収束した後、蒼龍真仙は息を切らしながら、石台の隅に縮こまっていた。神雷が爆発した瞬間、彼は身を捨てる秘法を使い、静かに横へと潜り込み、雷嵐の中心を避けていたのだ。だが秦朗は神雷から五十歩と離れておらず、必ずやその威力に巻き込まれているはずだった。

「天仙であろうとも、我が雷震殿の混元神雷には耐えられぬ。秦南宗よ、結局お前は一歩及ばなかったか……」

蒼龍真仙は笑みを浮かべていた。彼の肉体は所々で裂け、傷だらけとなり、体内の経脉も大半が断絶していたが、これで大敵の陥落と引き換えられるなら、蒼龍真仙にとっては決して損ではなかった。

「そうかな?」

混沌とした雷の光から、澄んだ声が届いた...