章 837

彼らは同じく神級の存在でありながら、その実力は全く異なっていた。李玄空は二星金丹の持ち主、簡邱霊はただの一星に過ぎず、伊利に至っては地の利を頼みにしてようやく李玄空と互角に渡り合えるほどだった。

今、三人は回転する七つの金丹を目の当たりにし、皆が食い入るように秦朗を見つめていた。

彼らは知りたかった——七星金丹の強者の圧倒的な力か、それとも四翼の天使の凶暴さか、どちらが勝るのかを。

「完璧な金丹の力とはどういうものか、思い知らせてやる!」

「空間移動術!」

秦朗が低く叫ぶと、その姿は元の場所から消え、四翼天使の背後に突如として現れた。両拳を一つに合わせ、天使の背中目掛けて渾身の一撃を叩き...