章 801

これこそが京都から高速で駆けつけてきた秦朗だった!

「秦南宗か?」

一心道士は瞳孔を縮め、瞬時に精神力を凝集させ、秦朗へと覆いかぶさるように放った!

その精神力は厚く強大で、荘厳な力を帯びており、秦朗の神識と激しく衝突した。

「ドン……」

虚空に無形の波動が爆発し、秦朗は表情を淡々と保ち、心を平静に保ったまま、衣服がわずかに二度揺れただけだった。一方、一心道士は闷哼と声を漏らし、明らかに不利な状況に陥っていた。

秦朗はまだ丹を凝結していない時でさえ、その神識は多くの神級強者に匹敵するほどだった。今や七つの実丹を体内に持ち、その精神力は数人の神級強者に匹敵するほど。一心道士と比べれば、まさに小さ...