章 717

「あなた誤解されています、宋署長。あの薬は確かに私が研究開発したものです。ただ途中で盗まれてしまったんです。嘘は言っていません、本当にあの薬には問題があるんです」秦朗は急いで説明した。

「ふん、あの薬がお前の開発だというのか?もしそうなら医薬署の者がお前を訪ねるはずだろう?私を騙すつもりか?権威ある認定より、お前の言葉を信じろというのか?」

宋長衛は顔を曇らせ、秦朗を叱りつけた。「公式な判断が既に下されている。もう言い訳の余地はない。秘方は楊占国のものだ。これは判決だ、お前ではない」

「だからお前の言うことは全て無駄だ。不服なら裁判所に訴訟を起こせばいい」と言いながら、宋長衛は秦朗との会...