章 546

左臣冰は極めて頑固だった。

まぶたさえも上げず、「死んでも役に立つことは一言も話すものか」と言い放った。

「勝てば官軍、負ければ賊軍。殺すなら殺せ」

彼は死を恐れぬ気概で言った。「ただ忠告しておくが、私が死んだら、武盟の無数の者たちがお前を憎み、恨み、殺そうとするだろうな」

「殺さなくても、武盟には私を恨む連中が山ほどいるだろうよ」

秦朗は淡々と笑った。「この年齢でこの地位にいれば、彼らが素直に従うはずがない。将来、必ず私の足を引っ張ってくるさ」

左臣冰は冷笑した。「分かっているならいいさ」

「分かっているからこそ、君に会いに来たんだ。彼らを大人しくさせる何か把柄でもないかと思ってね」

秦朗も...