章 543

「左臣冰はそう考えると、急に顔を輝かせ、内心で少し得意げになった。

自分は武盟の権威者であり、古参の実力者だ。だから主公が直々に問いただしても、生き残るチャンスはあるはずだ。」

そのとき、葉長風が三つ目の事項について話し始めた。

「第三は、燕京武盟の人事異動についてだ」

「秦朗は燕京武盟の統合に功績があり、強権をも恐れず左虎を拘束した。今日の一戦でさらに武盟の威厳を高めた」

「今日より、秦朗は燕京武盟の会長職を離れ、常子冲が会長に就任する。宋笑雨と周剛永が副会長だ」

「秦朗は武盟第一使に任命し、執法堂を統括させる。三十六省を巡視し、三十六の分会長を監督する」

「お前はいかなる分会長...