章 518

「田小娥と黄戈は信じられなかったが、パソコンを手に取って見ると、心が凍りついた。証拠は明白で、羅大瑞は確かに複数の犯罪に関与していた。

田小娥は羅大瑞を鋭く睨みつけた。彼が自分さえも駒として扱い、真実を一切明かさなかったとは。

羅大瑞は顔色を悪くしながらも、なお言い逃れを続けた。「秦会長は手が天まで届くほど力があるからな。罪を着せようとすれば、どうとでも言いがかりをつけられるさ」

「冤罪かどうかは、警察署に行けば分かることだ」

「そういえば田叔母さん、黄戈とサッカーチームの契約は、先日私が周欣の誕生日プレゼントとして贈ったものだ」

秦朗は黄戈を見て微笑んだ。「君たちが気に入らないなら...