章 408

二人は共謀して廊下で、面白いことが始まるのを待っていた。

梁麗韵が教室に入ってからしばらく経つが、高三六班からは何の動きもなかった。

朱俊文は腕を組んで、焦ることなく待っていた。

今、高三六班の生徒たちは梁麗韵を見ても、まるで空気を見るかのようだった。足の指をいじる者、いびきをかく者、スマホをいじる者、美女の絵を描く者、おしゃべりする者と、実に多彩な様子を見せていた。

梁麗韵は既に授業開始を告げていたが、教室の規律は少しも変わらず、彼女は仕方なく教科書を開いて無表情のまま空気に向かって授業を続けるしかなかった。

しかし彼女の内心はほっとしていた。下の生徒たちは以前と同じように特に大きな行動の兆...