章 401

「校長、この若造の素性は知れてますよ。大学では授業をさぼってばかりの落ちこぼれで、教員免許すら持ってない。そんな奴が高三の六組の担任になれるわけがないでしょう」

朱俊文は軽蔑の眼差しを向けた。今の彼の目的は秦朗を学校から追い出すこと。できれば二度と戻れないようにしたかった。

あの時は俺が謝文婧を奪ったが、今度はお前が俺のポジションを奪おうというのか。そうはいかないぞ!

秦朗は教師になる素質も条件も揃っていない。金陵大学は師範大学ではないのだから!

彼は自分も経営管理学科の放蕩息子に過ぎず、どうやって教師になったのかを忘れていた……

「俊文、新しい同僚にそんな偏見を持つものではない。君...