章 363

宋翊は完全に狂っていた。

「鐘雪山、もしオレが鐘家で少しでも不測の事態に遭ったら、オレの父さんはお前らを皆道連れにするぞ!オレは宋家の坊ちゃんだ、燕京城でオレの髪の毛一本触れる奴なんていないんだぞ。お前が俺を殺そうたって、無理だ……」

宋翊は声を張り上げて叫び、鐘家に対して凶悪な脅しを吐いた。

「お前、鐘雪山なんて何者だ?鐘九珍もたかが知れてるだろ?!鐘九珍が死んだら、鐘家は完全にお終いだ。その時になってオレに頭を下げに来ても、気分が良ければ飯の一杯くらいは恵んでやるかもな……」

「ふふふ……」鐘雪山は天を仰いで大笑いし、何も言わずに宋翊の様子を見ていた。

「冗談言ってんのか?鐘雪山...