章 336

「うんうん……いいね」会場からの歓声は一波が一波を超えていく。尊主と尊主夫人がこれほど仲睦まじい様子を見て、弟子たちの心は特別に嬉しくなった。

そして「風花雪月」四人の女性たちは、喜びの中にも、心のどこかで僅かな羨ましさを感じていた。

弟子たちの歓声の中、秦朗は鐘玉の手を引き、舞台から降りた。

宴会は続き、皆が次々と舞台に上がり、歌や寸劇、曲芸、ダンスなど様々な出し物を披露した。会場からは雷のような拍手が沸き起こり、一つ一つの演目ごとに盛り上がりを見せた。

「外に散歩に行こうか」秦朗は鐘玉に小声で言った。彼は鐘玉と一緒に大広間を出た。外は月明かりに星が輝き、気温は涼しく、空気は清々しかった。

...