章 271

「方少…」

程猛は電話に出たのが方正だとは思わなかったが、秦朗の口ぶりからすると、方正と宋翊が秦朗を怒らせたようだ。方正が宋翊の携帯に出られるということは、今、彼が宋翊と一緒にいるということだろう。

「ああ、あの二人の警備員はもう始末した…」程猛は嘘をついた。

「殺したのか、最高だな」方正はそれを聞いて大喜びし、下半身の動きもさらに激しくなった。女の喘ぎ声はより一層淫らに、大きくなった。

「方少、今全美ホテルにいらっしゃいますか?」程猛は尋ねた。全美ホテルは方正がよく遊びに行くホテルだった。

「いや、俺と従兄は今、俺の家にいる。聞こえただろ?この女がどれだけ惨めに鳴いてるか!ハハハ」

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