章 554

「ジミーは、李牧辰がミャンマーで高給で雇った採掘師だ」

ジミーという採掘師は、灰色谷の採掘師たちとは違い、彼はただボスのために半製品の原石を選ぶだけで、二人はすでに二年間協力関係にあった。李牧辰は彼の優れた目利きを頼りにして、去年の年末には茶碗ほどの大きさの極上のガラス種翡翠を当て、一時期話題をさらった。

ボスのために翡翠を当てるたびに、ジミーはかなりの額のコミッションを受け取っていた。これはいわば副収入を得ているようなものだ。そんな彼が原石を選ぶ時に、全神経を集中させないわけがあるだろうか?

李南方たちが来る前に、ジミーはすでに原石の山の中を長い間うろついていた。豊富な選石経験を駆使し...