章 521

五十キロの一号が七割の価格で競り落とされた時、上島桜花は数人の女兵士に付き添われながら、優雅に歩み寄ってきた。

彼女はすでに白い着物から着替えており、今は黒のプラダのスーツスカートを身にまとっていた。

これは賀蘭小新の服だった。この女性は『プラダを着た悪魔』という映画を見て以来、すっかりこのブランドに魅了され、それ以外着ようとしなかった。

ライトグレーのスーツスカートに黒ストッキング、ハイヒールという姿の上島桜花は、先ほどとはまるで別人のようだった。オーラが格段に強くなり、誇らしげな胸も堂々と張れるようになり、特に歩き方が遥かに軽やかになっていた。

彼女が現れるとすぐに、女兵士に扮した...