章 462

隋月月が初めて賀蘭小新と知り合った時、新姐は彼女の目には、絶対に手の届かない存在で、畏敬すべき人物だった。

彼女は新姐に注目してもらえる日が来るなど、夢にも思わなかった。ただ董君に目標を定め、彼を出世の踏み台にしようとし、彼の道具になることも厭わず、閔柔を陥れた後、自分の清らかな体を彼に捧げた。

世の中何が起こるか分からないもの。岳梓童が王者の帰還を果たすと同時に、隋月月はあっさりと董君に見捨てられ、金帝会所でプラットフォームプリンセスをするよう強要された時も、彼は手を差し伸べてくれなかった。

隋月月は董君に完全に失望し、それに伴って賀蘭小新への畏敬の念も薄れていった。

京華からの大物だ...