章 1726

李南方は今日は確かに自分の幸運な日だと感じていた。

幸運の女神が特別に彼に目をかけていなければ、どうして移動式軍需倉庫を送ってくれるだろうか。

うっそうと茂る雨林の中を歩きながら、圧縮ビスケットを一口かじり、甘い鉱泉水を一口飲み、海風が吹いてくる方向へと足早に進む。そんな感覚は、過去60時間では想像すらできなかったものだ。

しかし今、それはすべて幸運の女神によって——いや、正確には一羽の「ケチ鶏」によって実現されたのだ。

龍騰訓練基地一区の昇級兵士、コードネーム「ケチ鶏」。まさに李南方がさっき出会ったあの変わり者だ。

あの威力絶大な地雷がケチ鶏によって起...