章 1462

「酒足飯飽」

王処はすぐに立ち上がり、恭しく頭を下げて答えた。「段老のご寛大な心に感謝します。今日は、本当に身に染みる教えをいただきました」

王処が段老に言ったこの言葉は、まさに心からのものだった。

老狐狸が先ほど彼に牙をむいたことは、確かに彼を震え上がらせた。しかし、ある道理を悟らせた後で「小王」と親しげに呼びかけたのは、「わしはお前と争うつもりはないから、心配するな」という意思表示だったのだ。

これこそが王処が最も聞きたかった言葉だった。

「それは良かった。ふふ、座りなさい」

段老は軽く笑うと、息子の方を見た。「二代、これからは王処たちのもてなしを頼むよ。わしはもう年だ。一晩中...