章 1295

老谢二人が互いに褒め合って喜んでいるところに、まだ漂う煙の中から、突然楊逍の声が響いた。

得意になりすぎた結果というのは、たいてい良くない。

老谢二人は今、それを痛感していた。

あまりにも得意になっていなければ、まだ一人の大魔頭がいることを忘れるはずもなく、全神経を張り詰めて、決して銃口を下げるわけにはいかないことを忘れるはずもなかったのだ。

彼らの指はまだ引き金に掛かったままだが、彼らの腕前をもってすれば、0.0数秒で銃を構えて発射することも可能だ。

だが、その0.0数秒の間に、煙を利用してゆっくりと数メートル先まで近づいてきた楊逍は、雷のごとき手段を使い、銃弾を受ける前に、少なく...