章 1246

「安全要員を1人配置しなければ、皆の安全は保証できない。」

だが1人だけしか配置できない。探検隊が携帯する物資は限られており、すべて日数に合わせて計算されていたからだ。

探検隊はすでに崑崙山の麓に到着し、本部から数千キロ離れていた。新たな人員を派遣する時間はなかった。

やむを得ず、上島協和は現地の華夏人の中から、第12番目の探検隊員を選抜するしかなかった。

当時の100大洋は、現代に換算すれば100万元以上の価値があっただろう。

これは西北辺境の人々にとって、非常に非常に大きな財産であり、親を売ってでも手に入れたい金額だった。

そのため、上島協和が100大洋を提示し、現地で高額の探検隊員募集を...