章 1168

体内に一匹の孽龙(業龍)を宿していることは、李南方の最大の秘密だった。

それは彼が早期老化の病から完璧に若返り、今の姿になれた鍵でもある。

彼は誰にも知られたくなかった、自分の体内にこんなものがいることを。

それは以前、深い昏睡状態で見た数回の夢と同じように。

夢の中で彼は、八百の村人が煬帝楊広の葬儀を行う際の紙人形だった。焼かれる直前、六人の女性に目を付け、彼女たちの魂を吸い取り、思考と魂を持つ紙人形となった。

だがそれは煬帝の怒りを買い、彼を絞め殺そうと飛びかかってきた時、突然彼の口の中に入り込んだのだ。

この夢の他にも、李南方は煬帝が彼に「朕の息子だ」と語るのを夢に見た。

朕の息子がこ...