章 1083

為すべきことを為し、為すべきでないことをしない。

李南方はこの言葉を深く敬愛していた。

男として、この古の賢人の教えに従って生きることこそ、真の男だと思っていた。

かつて董世雄と林晩晴が嶺南の陳家などに蛙を茹でるように追い詰められた時、李南方はいち早く立ち上がり、何の見返りも求めず、二人の盾となった。

あの時、岳梓童を含め多くの人が彼を「バカだ」と言った。

そうだ、彼はバカだった。

たとえバカと呼ばれようとも、彼はそうするしかなかった。

それが「為すべきこと」だと信じていたからだ。

何かをすべきだと決めたなら、損得勘定など捨て去り、全身全霊でそれに打ち込めばいい。

そのせいで何らかの打撃を受け...