章 1071

自分の女と寝ているとき、李南方がこれまで固く守ってきた大原則なんて、どこかへ消え去ってしまうのだった。

特に脇腹の柔らかい肉を女の尖った爪で血が出るほど摘まれた時には、「お姉さま」と呼ぶどころか、「ママ」と叫んだところで——それがどうした?

「死ね、あたしにはあんたほど大きな息子なんていないわよ」

不純な思考の持ち主である龍城城は、すぐさま李南方のその呼び声から邪悪な意図を感じ取り、慌てて手を引っ込め、両腕で胸を抱えながら横へ転がった。

しかし「あいたっ」という悲鳴と共に、ベッドから床へと落ちてしまった。

ベッドに伏せたまま哈哈と笑いながら、真っ白な美しい若妻が床で胸を摩りながら「痛...