章 919

「本当は用事があって来たんだけど、今は少し違うことをしたい気分だな」林浩は今、自分の下腹部に燃え上がった欲望をどうにかしなければならないと感じていた。

「ああ、お持ちします」王副経理はそう言いながら、書類を探し始めた。しばらく探しても机の上には見当たらず、彼女の視線が遠くのキャビネットに向けられた。

思い返せば、確かに書類をキャビネットに入れたのだが、今はスカートが破れてしまって、どうやって取りに行けばいいのか。

「部長、書類はキャビネットの中です。ご自分で取っていただけますか」王副経理は頬を赤らめ、少し恥ずかしそうにした。

林浩は一瞬戸惑った。先ほど布が裂ける音は確かに聞こえたが、特...