章 791

「ああ、幽月さん、行かないでください」譚志東は泣きたい気持ちでいっぱいだった。この幽月という女性は昨日、武器庫から火砲を持ち出す際に自分を連れて行ったのだ。

しかも、昨日の武器搬送の過程では、譚志東の配下の者たちも参加していた。今やこれほど大きな事件が起き、林浩は殺しきれなかった。

林浩の背後にいる人々が報復してきたら、自分が矢面に立たされるのは間違いない。

譚志東は幽月が来る前までは、今すぐにでも林浩に投降し、彼と良好な関係を築こうと考えていた。そうすれば自分の配下の勢力もある程度は保てるかもしれないと。

だが幽月が来てからは、譚志東に大きな夢を描かせ、さらに幽月の背後にはそれほど強大な力が...