章 748

「本当に県の中心部に異動することになるの?」林浩は葉菲の真剣な表情を見て、彼女の言うことは本当なのだろうと思った。ただ、自分が県城へ行って何をするというのだろう?

林浩の勢力は今や相当な規模にまで発展している。沿渡河にずっといるのでは、様々な面で不便なことも確かにある。県城へ進出するのは悪くない選択だ。少なくとも、林浩は配下の連防大隊をより効果的に統制できるようになるだろう。

「もう、冗談なんかじゃないわよ。お父さんが省都で手を回してくれてるから、遅くとも今週中には辞令が下りるはずよ。これで良かったの。県でこんな事件が起きたんだから、一月の選挙の時には、私たちも自然と省都へ飛び級できるって...