章 580

年配の夫婦が朝早くから、まさかこんなことを家の中でするなんて。

王二丫は部屋でしばらく休んだ後、やっと息が落ち着いてきた。部屋の中が息苦しいほど蒸し暑く感じたので、少し力が抜けた体で服を着直し、階下に降りる準備をした。

ベッドから立ち上がる時、足元がふらついた。下半身は腫れぼったい感覚で、歩くのも少し違和感があった。階段を下りながら心の中で林浩に対して「もう、このバカ」と思わず愚痴をこぼした。全然相手にしてくれないかと思えば、今度はベッドから出られないほど激しくしてくるんだから。

林浩と程程はちょうど王長貴の家を出たところだった。鼻がムズムズして、林浩は思わずくしゃみをした。「誰かオレの...