章 504

周囲の通行人たちはこの人たちの行動を見て、慌てて脇へ避けていったが、道路封鎖作業員たちは手近の鉄パイプを掴み、三爺たちを外に阻んでいた。

「すみません、ここは工事中です。歩行者も車両も通行できません!」工事現場の責任者らしき男が前に出て、三爺に向かって言った。

その男は黄色い作業服を着て、頭には安全ヘルメットをかぶり、確かに本物の作業員に見えた。

しかし三爺は何も言わず、手に持った刃物をその責任者の腰へと振り下ろした。この責任者もなかなかの手練で、危機一髪のところで手の鉄パイプで三爺の刃を受け止めた。

だが三爺は足を蹴り上げ、その責任者を倒してしまった!

後ろの仲間たちは三爺に続いて...