章 478

金銭亀が水槽に入れられ、林浩は傘を差しながら水槽の傍らで、午後ずっとその様子を見守っていた。

幸いにも、金銭亀には何の異変も起こらなかった。

林浩は強い日差しの下、水槽の側で一日中監視を続け、食事も張瑶が水槽まで運んできたものだった。夜になると、林浩は張瑶に古い綿布団を二枚持ってこさせ、水槽の傍らに小さな仮小屋を作った。

林浩が小屋の中で服を脱ぎ、下着一枚だけになった時、突然外から誰かが這い入ってきた。白い透け透けの寝間着だけを身にまとい、その下のしなやかな曲線が月明かりの下でもはっきりと見えた。

最初、林浩は張瑶だと思い、その影を抱き寄せようとした瞬間、ある馴染みのある香りに気づいた。

その...