章 454

林嫣然はベッドに横になったばかりのところ、ちょうどその時、謝婷婷がドアを開けた。

「曦然お姉ちゃん、こんな早くに、何か用事?」謝婷婷は、この曦然お姉ちゃんが実はすでに従兄に恋心を抱いていることを知っていた。ただ、面子が許さないだけなのだ。

「別に、ちょっと様子を見に来ただけよ!」林曦然はそう言いながら部屋に入ろうとしたが、謝婷婷は手を伸ばして林曦然を遮った。

「曦然お姉ちゃん、入っちゃダメ。沈媛媛がお風呂に入ってるから」謝婷婷は焦りながらも、どんな理由を思いつけばいいのか分からず、とっさに嘘をついた。

「沈媛媛がお風呂に入ってるくらいで何が問題なの、私だって女よ!」林曦然はそう言いなが...