章 451

皆が帰っていくのを見届けると、林浩は急いでキッチンのドアを開けた。鉄の箱の中の二匹の金銭亀は相変わらず元気に動き回っており、林浩はほっと胸をなでおろした。

本来なら林浩は一階の寝室で眠るつもりだったが、昨夜は一晩中雨が降り続け、寝室にも多くの人が出入りしたため汚れてしまっていた。そのため林浩は三階に行くことに決めたのだ。

しかし林浩が二階の階段ホールに差し掛かったとき、謝婷婷がこっそりと彼の腕を引いた。林浩の体には泥が付いていたにもかかわらず、謝婷婷はお構いなしに彼を引っ張っていく。

この謝婷婷というお嬢さんときたら、下半身にはピンク色の小さな三角パンツだけ、上半身も手のひらサイズの布切...