章 443

林浩の指がゆっくりと動き、その中の湿り気と温もりを感じていた。

二人はベッドの上で何度か転がり、いつの間にか林浩の履いていたジーンズと下着も足から滑り落ちていた。二つの白く滑らかな肢体が絡み合い、林浩の下半身の逞しさは、まるで九天の君王のように、両脚の間に堂々と聳え立っていた。

小玉は林浩を見つめ、もう我慢できずに両足で林浩の腰を挟み込むと、小さな手で林浩のものを掴んで自分の下へと導いた。

部屋の中の二人は、たちまち果てしない情熱の渦に飲み込まれていった。

同時に、外では風が立ち始めていた。先ほどから曇っていた空は、今やさらに暗くなり、まるで黒雲が街を押し潰すかのような様相を呈していた。瞬く...