章 429

「なんてこった、生まれながらの尤物じゃないか」赤い下着に包まれた豊満な上半身、胸元には魅惑的な谷間が広がり、肩紐が林曦然の白く滑らかな肩に斜めにかかっている。平らな腹部には余分な肉一つなく、へそだけでこんなにも美しい。

林曦然がドアの方を振り向くと、林浩が彼女の両脚の間を食い入るように見つめているところだった。林曦然が何故この林浩がこんなに変なのかと不思議に思っていると、突然そよ風が吹き、両脚の間が冷たく感じた。

林曦然が下を見ると、自分がほぼ裸同然であることに気づいた。彼女が叫び声を上げようとした瞬間、林浩の方が先に叫び始めた。

「うわっ!真昼間から何をするつもりだ?お、お前…」林浩は...