章 398

「前回、林浩がエレベーターで彼女の秘部に触れたこともあったし」と、林浩は臆することなく、大きな手で軽く郑诗雨を抱き寄せ、もう片方の手を彼女の太ももの内側から上へと這わせ、そっとその場所を撫で過ぎた。それに郑诗雨は思わず甘い吐息を漏らした。

林浩は郑诗雨の上着を脱がせると、彼女の服の裾から手を忍ばせ、グッと掴み、きらきらと輝く瞳で郑诗雨を見つめて言った。「ありがとう」

郑诗雨はもちろん林浩が何を言っているのかわかっていた。あの杨得志に林浩が連れて行かれた時のこと。郑诗雨は大慌てで谭志东とのコーヒーの約束に飛んでいき、林浩のために助けを求めたのだ。

後になって郑诗雨が知ったのは、秦雪という女...