章 370

「劉姉さん、ほら、僕が支えるよ」林浩はそう言いながら前に出て、一気に劉暁雪を抱き寄せたが、その視線はあからさまに彼女の胸元をあちこち舐め回していた。

「林浩、ここは人が多いわ」細い腰を抱かれても、劉暁雪は特に不快感を示さず、むしろ少し満足感と喜びを感じていたが、それでもここは行き交う人が少なくなく、彼らに見られでもしたら困るのだ。

「へえ、劉姉さんの言う意味は、あとで人が少なくなったら良いってことですか」林浩はにやにやしながら劉暁雪に言った。その意地悪な視線があまりにも憎らしかった。

「まずは中に入ってからにしましょう」劉暁雪は顔を赤らめ、白く長い二本の脚をきゅっと閉じた。

林浩はたま...