章 331

「番号を見ると、趙航からの電話だった。これは出ないわけにはいかない。「もしもし、趙さん」

林浩は片手で電話を持ちながら、もう片方の手で秦雪の細い腰を抱き寄せ、下半身は絶え間なく秦雪の体に押し当てて動かしていた。秦雪は声を出したくても必死に我慢するしかなかった。

「ああ、俺だ。おや、お前またこっそり女と遊んでるな。師妹に言いつけるぞ」趙航も男だけに、秦雪が声を押し殺していても、電話越しに何か異様な気配を感じ取っていた。

「はは、そんなことないよ。テレビ見てるだけだ」林浩はもう一度腰を動かした。

「林、真面目な話だ。高虎が今日出てきたぞ。お前、気をつけろよ」趙航は真剣な口調で言った。

「高...