章 311

「わかりました、一時間後には県城に着きますよ!」どうせ林浩は謝婷婷を学校まで送る予定だったので、これも道順だった。

林浩は謝婷婷を乗せて、県城へと猛スピードで走り出した。

最初、謝婷婷はきちんと座っていたが、しばらくすると彼女の小さな手が林浩の太ももの間に伸び、林浩を探るように触り始めた。

「いとこお兄ちゃん、ごめんなさい!」謝婷婷は柔らかな体を林浩の背中に寄せながら、優しく言った。

「何が悪かったんだ?」林浩は謝婷婷のそんな優しい言葉を聞いて、胸が震えた。この純粋ないとこを悲しませたくはなかった。

「昨日、いとこお兄ちゃんに怒ったりして。婷婷はただいとこお兄ちゃんの女になりたいだけな...